少年期の身体的成長を科学する(1)
愚息をリトルリーグに入団させてから、早3ヶ月余り。
最近では、プロ野球のTV観戦を毎晩、欠かさず観る
ようになり、見かけは、いっぱしの野球少年のようです。
少なくとも、野球の練習をしていても、ああ野球を
しているのだと、わかる程度の格好はついてきました。
まだまだ先が思いやられる感じです。
何か急き立てられるような感じで、子供にスポーツを
教えるためのフレームワークのようなものがないのかを
調べ始めたところ、サッカー競技を出発点とした、
とても面白い研究と指導論があることを知りました。
最近では、プロ野球のTV観戦を毎晩、欠かさず観る
ようになり、見かけは、いっぱしの野球少年のようです。
少なくとも、野球の練習をしていても、ああ野球を
しているのだと、わかる程度の格好はついてきました。
まだまだ先が思いやられる感じです。
何か急き立てられるような感じで、子供にスポーツを
教えるためのフレームワークのようなものがないのかを
調べ始めたところ、サッカー競技を出発点とした、
とても面白い研究と指導論があることを知りました。
サッカーの世界では、誕生〜7歳頃(小学校低学年)まで、
8歳〜12歳頃(小学校高学年)まで、中学生期間、高校生
期間と大きく4段階に分けて、それぞれの年代に応じた
競技力向上トレーニングが研究されているようです。
この理論は、日本では「長期一貫強化計画」と名づけられて、
1988年から、やはりサッカー競技から取り入れられました。
ただ、調べると、和歌山県のように、この指導法を積極的に
取り入れる自治体も現れ、突出した身体能力を持つ児童を
選抜し、スポーツエリートを養成するための教育を行うなど、
サッカー以外の競技でも旬になりつつあるようです。
さて、その理論というのが、最新の研究によって解明された
子供の心身的成長の特徴における科学的根拠を拠り所にしており、
簡単に言えば、20歳を心身の完成期として、そこでの目標を
設定し、そこから逆算されたテーマを段階的、かつ計画的に
習得させようとするものです。
もちろん、他の競技にも応用が利くばかりか、単にスポーツ
選手を養成するという目的だけでなく、子供が生涯にわたり、
身体の器官、機能をより上手く使いこなすための手助けを
することに通じると思います。
数日前から、調べてみましたが、ビジネスにおけるコーチング
技術にも通ずることが多々あり、対象が子供故に、大人とどう
違うのかを科学的に知り、どのように指導すべきかという
方法論から、実際の現場での指導法を開発の仕方に至る
までの非常に実践的なものになっているのが特徴です。
私ももっと早くに知っていれば、息子の運動音痴が今頃は
解消できていたのではないかと、後悔しているところです。
個人的に心酔してしまったので、私の理解の範囲で恐縮ですが、
自身のメモ代わりにご紹介することにしました。
今では、お子さんの教育はもとより、児童競技の指導に
携わる全ての大人も知っておくことが望ましいと考えています。
ようやく本題ですが、この理論は、子供の身体の器官や機能は、
それぞれが均一に成長するのではなく、まちまちに発育して
ゆくためにバランスが悪く、結果、その時期に取得しやすい
スキルや動作があると同時に、逆に取得が困難なものがある
ということから理解し始めると良いでしょう。
例えば、年代的な段階でいうと、誕生〜7歳頃(小学校低学年)
までをプレ・ゴールデンエイジと呼び、この期間に、人が
一生で習得できる神経系の実に80%の発育が完成します。
逆に骨格や筋肉の発達は、まだ成長期にありませんから、
筋力アップのトレーニングなどはこの年代の子には向きません。
むしろ、この時期に、反射や平衡などといった分野の運動を
十分にさせておかないと、その後に迎えるゴールデンエイジで、
上手く開花しないで、やり過ごしてしまうことになるのです。
そのゴールデンエイジ(黄金期)といわれる8歳から12歳頃は、
一番大事な時期とされていて、一生のうちに二度と訪れない
スキル獲得の時期とされています。この時期で特徴的なのは、
なんといっても神経系の発達がこの時期に100%完成されて
しまうことです。つまり、この時期を逃してしまうと、後に
取り戻そうとしても、スキル取得が非常に困難になることが
沢山あります。例えば、自転車に乗るという運動スキルを
この時期に獲得しないと、大人になって訓練しても上手く
行かないなどです。神経系のスキルは、筋・呼吸系のスキルと
違い、一度獲得してしまえば、生涯衰えることはありません。
確かにしばらく自転車に乗っていなくても、簡単に乗れますよね。
この時期は、動作の習得にかかわる能力の発達が凄まじいので、
数度、動作を見ただけで、すぐにその動作を真似ることができます。
ちなみにこの能力は、平均で8歳をピークに徐々に下降してゆき、
18歳頃に閉じてしまいます。これを即座の習得と呼ぶそうですが、
実際の習得には、習得に必要な骨格や筋力、大脳皮質の可塑性
(つまり学んだ分、神経経路が形成される状態)が必要です。
この頃は、動作習得に必要なこれらの準備(レディオス)が
出来始める期間でもあり、動作の習得に必要な人生唯一の期間
たることが、ゴールデンエイジと言われる所以なのです。
私の息子は、現在8歳と2ヶ月で、人生でたった4年間しかない
ゴールデンエイジの入り口に差し掛かりました。
プレ・ゴールデンエイジの時期に、さしたる運動をしていな
かったせいか、即座の習得もその程度か?といった苛立ちは
あるのですが、TVゲームなどで、人生のゴールデンタイムを
使わせないように、この4年間だけは徹底してサポートしたい
と考えています。
次回は、このゴールデンエイジにおけるトレーニングの概念、
方法などを野球のスキル取得に置き換えて、私なりの解釈を
ご紹介できればと思っています。
8歳〜12歳頃(小学校高学年)まで、中学生期間、高校生
期間と大きく4段階に分けて、それぞれの年代に応じた
競技力向上トレーニングが研究されているようです。
この理論は、日本では「長期一貫強化計画」と名づけられて、
1988年から、やはりサッカー競技から取り入れられました。
ただ、調べると、和歌山県のように、この指導法を積極的に
取り入れる自治体も現れ、突出した身体能力を持つ児童を
選抜し、スポーツエリートを養成するための教育を行うなど、
サッカー以外の競技でも旬になりつつあるようです。
さて、その理論というのが、最新の研究によって解明された
子供の心身的成長の特徴における科学的根拠を拠り所にしており、
簡単に言えば、20歳を心身の完成期として、そこでの目標を
設定し、そこから逆算されたテーマを段階的、かつ計画的に
習得させようとするものです。
もちろん、他の競技にも応用が利くばかりか、単にスポーツ
選手を養成するという目的だけでなく、子供が生涯にわたり、
身体の器官、機能をより上手く使いこなすための手助けを
することに通じると思います。
数日前から、調べてみましたが、ビジネスにおけるコーチング
技術にも通ずることが多々あり、対象が子供故に、大人とどう
違うのかを科学的に知り、どのように指導すべきかという
方法論から、実際の現場での指導法を開発の仕方に至る
までの非常に実践的なものになっているのが特徴です。
私ももっと早くに知っていれば、息子の運動音痴が今頃は
解消できていたのではないかと、後悔しているところです。
個人的に心酔してしまったので、私の理解の範囲で恐縮ですが、
自身のメモ代わりにご紹介することにしました。
今では、お子さんの教育はもとより、児童競技の指導に
携わる全ての大人も知っておくことが望ましいと考えています。
ようやく本題ですが、この理論は、子供の身体の器官や機能は、
それぞれが均一に成長するのではなく、まちまちに発育して
ゆくためにバランスが悪く、結果、その時期に取得しやすい
スキルや動作があると同時に、逆に取得が困難なものがある
ということから理解し始めると良いでしょう。
例えば、年代的な段階でいうと、誕生〜7歳頃(小学校低学年)
までをプレ・ゴールデンエイジと呼び、この期間に、人が
一生で習得できる神経系の実に80%の発育が完成します。
逆に骨格や筋肉の発達は、まだ成長期にありませんから、
筋力アップのトレーニングなどはこの年代の子には向きません。
むしろ、この時期に、反射や平衡などといった分野の運動を
十分にさせておかないと、その後に迎えるゴールデンエイジで、
上手く開花しないで、やり過ごしてしまうことになるのです。
そのゴールデンエイジ(黄金期)といわれる8歳から12歳頃は、
一番大事な時期とされていて、一生のうちに二度と訪れない
スキル獲得の時期とされています。この時期で特徴的なのは、
なんといっても神経系の発達がこの時期に100%完成されて
しまうことです。つまり、この時期を逃してしまうと、後に
取り戻そうとしても、スキル取得が非常に困難になることが
沢山あります。例えば、自転車に乗るという運動スキルを
この時期に獲得しないと、大人になって訓練しても上手く
行かないなどです。神経系のスキルは、筋・呼吸系のスキルと
違い、一度獲得してしまえば、生涯衰えることはありません。
確かにしばらく自転車に乗っていなくても、簡単に乗れますよね。
この時期は、動作の習得にかかわる能力の発達が凄まじいので、
数度、動作を見ただけで、すぐにその動作を真似ることができます。
ちなみにこの能力は、平均で8歳をピークに徐々に下降してゆき、
18歳頃に閉じてしまいます。これを即座の習得と呼ぶそうですが、
実際の習得には、習得に必要な骨格や筋力、大脳皮質の可塑性
(つまり学んだ分、神経経路が形成される状態)が必要です。
この頃は、動作習得に必要なこれらの準備(レディオス)が
出来始める期間でもあり、動作の習得に必要な人生唯一の期間
たることが、ゴールデンエイジと言われる所以なのです。
私の息子は、現在8歳と2ヶ月で、人生でたった4年間しかない
ゴールデンエイジの入り口に差し掛かりました。
プレ・ゴールデンエイジの時期に、さしたる運動をしていな
かったせいか、即座の習得もその程度か?といった苛立ちは
あるのですが、TVゲームなどで、人生のゴールデンタイムを
使わせないように、この4年間だけは徹底してサポートしたい
と考えています。
次回は、このゴールデンエイジにおけるトレーニングの概念、
方法などを野球のスキル取得に置き換えて、私なりの解釈を
ご紹介できればと思っています。



コメント
コメントを投稿する