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2008 MLB日本開幕戦と日本のTV中継

ボストン対オークランドのMLB開幕戦は、
エキサイティングなシーソーゲームとなり、
ボストンが初戦を飾った。

ボストンの絶対的エース、ベケットが怪我で
出場を欠いたとはいえ、松坂投手があの野茂投手
以来のメジャー開幕投手を勤めたこともあって、
メディアは、一斉に松坂一色の賑わいである。

しかし、折角の晴れ舞台にお茶を濁すというか、
昨季と変わらずというか、ボール専攻の
不安定な立ち上がりは、少々いただけなかった。

周知のように、MLBでは、投球制限が厳しく、
先発投手は、100球以内で5回以上投げきらないと、
ブルペンに負担がかかり、長いシーズンを戦えない。
昨日の試合は、3回辺りですでに70球に到達。
どうなることかと思ってみていたが、昨年と同様、
4回あたりから帳尻が合ってきて、とうとう5回を
投げきってしまった。彼は本当に強運の持ち主だ。

一応、5回2失点という結果は、先発投手として合格
水準なのだが、140kmそこそこの直球と、相変わらず
すっぽ抜けてしまうスライダーが主体では、正直、
今季こそ苦戦が予想される。松坂の長所は、まさに
球数を多投できるタフさにあると思うのだが、その球数を
制限されてしまうと、一気に並みの投手になってしまう。

この日も6四死球。それ以外にもフルカウントに至った
打席はかなり多く、監督サイドからしてみたら、
調子がいいのか、駄目なのか、わかりにくいために、
常にブルペンの用意が必要になる。
辛口批評になってしまったが、ぜひ次回に期待したい。

しかし、9回にボストンが、オークランドの守護神、
ストリート投手を打ち込んで同点としたところで、
TV放送が終了になったのは、非常にもったいなかった。

放送終了後の展開は、10回に続投のストリート投手を
ボストンが、さらに打ち込んで再逆転。その裏、今度は
オークランドがボストンのクローザー、パペルボン投手を捉える。
両チームが互いに相手の切り札を打ち込んでのシーソー
ゲームは、結局1点を凌いだボストンの勝利となった。

そして、昨日の第2戦。

怪我さえなければ、メジャーでも5本の指に入るスターター、
リッチ・ハーデン投手がオークランドのマウンドに立つ。
関係ない話だが、彼はケツメイシの大ファン、相当の親日家だ。
シアトルファンとしては、非常に複雑な思いだが、
この日の彼は、常時150kmオーヴァーの快速球で、
日本のファンに、NPBとの格の違いを披露してくれた。

しかし、相変わらず、この試合も「試合の途中ですが」で
TV観戦が終了してしまった。 とても残念である。

さて、その放送を途中で切るしかなかった日本の民放TV局だが、
もうすでに時代にそぐわなくなっている気がする。
恐らく、野球のような試合終了時間がわからないスポーツは、
TV放送向きではないのだろう。TVしかなかった時代ならいざ知らず、
今後は、徐々にネットにシフトして行かざるをえないのではないか。

しかし、莫大なスポンサー料がまかり通るのは、TVという
枠組みならではであるが、一方、ネットによるロングテール的な
スポンサード方法を利用すれば、もっと多数の中小企業が
もっと少額の広告料で参加できる仕組みの実践は可能である。

あと数年もすると、TVとインターネットの境界すら
怪しくなるだろう。視聴者からして、TVという器械で
写るものがTV放送で、PCで観るのがインターネット放送
だとすると、技術的にはTVもPCも変わらないこの現代に、
視聴者は今観ているものが、TVだろうが、ネットだろうが
構わないし、むしろ、インターネットがTVに進出できる
ようになり、急激に多チャンネル化が促進されることは、
望ましいことに思う。公共性の問題がどうたらとか言う輩は、
TVにこそ、すでに公共性が失われていることを知っている。

放映を支えるスポンサーにしても、よりターゲティングが
可能で、安価で済むネット放送の期待は大きいはずだ。

そもそも番組の途中にCM放送を入れるというモデルは、
ハードディスクレコーダー全盛の現代には、時代遅れだ。
ちなみに、私が録画した番組を再生する場合は、
全てCMは飛ばして観ている。当然であろう。
あのペプシ・コーラのペクシコ社が、同様の理由で
テレビCMから撤退したのは、先見性のある決断である。



できることなら、業界構造が変わり、低俗系番組の侵食を絶ち、
素晴らしい才能を堪能する時間を増やしたり、日本が本当に
考えるべき問題に向き合うことができるように、そういうことが、
茶の間や、はたまた合コンなどで、普通の話題なることを期待している。

コメント

松坂投手とTV中継

松坂投手、いつからあんなに球が遅くなったのですかねぇ?高卒あたりの頃の方がずっと球が速かったですよ。経年劣化なのでしょうか?ダルビッシュ投手も、メジャー挑戦の頃には故障してそうな気がしてなりません。

本題の野球中継ですが、メジャー通でない人を解説に呼ぶ時点で面白さ半減です。野球音痴のタレント宣伝番組にならなかっただけマシだったと思うしかありません。それにしても、クライマックスで放送を打ち切るのは野球くらいではないでしょうか。相撲の三役以上や、W杯のロスタイムや、マラソンの40キロ以降や、映画のクライマックスを放送しないなんてあり得ません。

現在はスカパーにより多チャンネルが実現していますが、将来はチャンネル自体がなくなり、オンデマンドの動画配信になると思います。そうなってようやく、快適に中継を見ることができそうです。ただ、インターネット回線速度向上とオンデマンド動画配信のインフラ整備は、あと10〜20年はかかりそうな気がしますが…。

> 松坂投手とTV中継

> 松坂投手
松坂本人もスピードが無いのを知ってますから、
びびってしまって、ストライクが放れない!
スライダーを決めようにも、やはり真直ぐが
遅いので、チェンジアップ効果が失われて、
投げるのが怖い!という感じに映ります。

ただ彼の場合、何故だか80球前後で腕が振れて
くる感じです。NPBなら150−160球でも完投を
させてもらえるでしょうが、メジャーでは、
その頃交代させられてますよね。工夫なしで、
騙し騙しだとまず序盤に捕まりそうです。

> TV中継
これだけブーイングされても変えないのですし、
民放は、もうモデルを変えられないのでしょうね。

ただ、スポーツだけは、皆ライブで観たいので、
MLB.COMのように、ネット有料配信モデルが今一番
合うスタイルのような気がしてます。実際、MLBの
収益構造的に、ネットの有料視聴の貢献が顕著に
なってきているみたいですよ。
うちに言ってくれれば、インフラ作るんですけど。。
多分、NPBでは10年以上遅れる気がしますね。
やっぱり、日本ではスカパーになるんですかねえ。

今季もよろしくお願いします。

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