世界卓球2008
先週はずっと世界卓球に嵌っていた。
日本代表チームは惜しくも、男女とも準決勝で
敗退してしまったが、私のような卓球素人でも
ハイレベルの試合は、とても見ごたえがあった。
国民的卓球少女、福原愛選手のサクセスストーリーを
そのままドキュメンタリー化したような昨今の国際卓球は
北京五輪の開催もあいまって、今が視聴率的にも旬である。
当初はそんな機運で、女子卓球を追ってみていた。
しかし、試合はともかく、ドタドタと走る福原選手の姿が、
どうにも世界レベルのスポーツ選手には見えず、戸惑いつつも、
男子卓球に目を向けると、そのレベルの違いに目を奪われた。
なぜこの選手たちの才能を広く紹介しないのだろう?
不思議になるほど感心させられた。特に福原と同世代の
水谷選手は、その将来性からも注目に値すべきアスリートである。
その水谷選手も出場した男子の準決勝、日本対韓国戦は、
準決勝らしい手に汗握る一戦となった。
日本代表チームは惜しくも、男女とも準決勝で
敗退してしまったが、私のような卓球素人でも
ハイレベルの試合は、とても見ごたえがあった。
国民的卓球少女、福原愛選手のサクセスストーリーを
そのままドキュメンタリー化したような昨今の国際卓球は
北京五輪の開催もあいまって、今が視聴率的にも旬である。
当初はそんな機運で、女子卓球を追ってみていた。
しかし、試合はともかく、ドタドタと走る福原選手の姿が、
どうにも世界レベルのスポーツ選手には見えず、戸惑いつつも、
男子卓球に目を向けると、そのレベルの違いに目を奪われた。
なぜこの選手たちの才能を広く紹介しないのだろう?
不思議になるほど感心させられた。特に福原と同世代の
水谷選手は、その将来性からも注目に値すべきアスリートである。
その水谷選手も出場した男子の準決勝、日本対韓国戦は、
準決勝らしい手に汗握る一戦となった。
第一戦の吉田海偉選手とユ・スンミン選手、続く第二戦、
その水谷隼選手がイ・ジュンウ選手に破れて、すでに2連敗。
もう後がない日本チームの第三戦の相手は、世界ランク
12位の超攻撃型カットマン、ジュ・セヒョク選手。
カットマンは、その名の通り、守備的戦型の代名詞だが、
それゆえに卓球におけるほぼ全ての打法を習得しなければ
ならないし、そのうえ、後ろに下がれば下がるほど横に動く
距離が多くなるため、瞬発力と体力といった身体レベルの
高さが要求される。
ジュ・セヒョク選手は、そのなかでも世界最高のカットマンと
呼ばれているらしく、そのカット技術の高さだけでなく、
隙あらば強烈なドライブを打ち込める攻撃力も備える、いわば
卓球戦型の理想系だ。
対する日本の韓陽選手は、中国からの帰化以来、国内で無類の
強さを発揮し、全日本選手権でシングルスとダブルスの二冠に
輝くなど、チームランク世界6位の日本チームのなかでも、一枚
飛びぬけた実力者だということは見て取れた。
韓陽選手の世界ランクは17位。戦型はペン型ドライブ。
ちなみに、彼のペンホルダーは中国式で、裏面にもラバーが
張ってあり、ペンなのに、バックハンド・ドライブがある。
この辺りも遊びでしか卓球をやった経験がない人間にとっては、
とても新鮮に映るのである。
ランキングも上の相手にすでに2敗を喫し、視聴者としては、
実はこの時点で、かなり諦めモードになっていた。
残す楽しみは、ハイレベルなドライブ対カットの組み合わせの
長いラリーを期待していたが、そうした単純な素人の想像を
遥かに超越した好試合となった。
第一ゲームを9-11で失った後、第二ゲームを11-7で取り返す。
両選手の高い技術と高度な試合運びで、一進一退を繰り返し、
ゲームカウント2-2で迎えた最終ゲーム。
韓陽選手が試合の流れをコントロールするかのような圧倒的な
試合運びで、11-4と完勝。もともと韓陽選手の戦型は、強烈な
ドライブで圧倒して点を取るというよりも、相手のミスを誘う
スタイル。しかし、ボールをラケットに張り付かせるように
腕を伸ばして打つ彼のドライブは、球筋が読みづらい。
相手のスマッシュに対するブロック技術も高く、実際、相手の
ミスによる得点と、積極的な攻撃による得点のバランスからして、
相手の心理状態にあわせて、より心理的ダメージの大きい戦術を
上手く切り替えている印象があった。
この辺りから日本チームに活気が戻ったのだが、結果は残念。
第四戦は、14歳からドイツに渡り、プロリーグで活躍する18歳、
水谷隼選手と、韓国の金メダリスト、ユ・スンミン選手の一戦。
水谷は、左シェークハンド・ドライブ型。元は右利きだったらしい
のだが、卓球経験者のご両親が左の有利性を説き、左利きに変えた
という英才教育を受けている。
第三戦と同じく、2-2のファイナルまで縺れる好ゲームとなったが、
第5ゲームは、4-11の一方的な試合展開。映像のような長いラリー
合戦で、一応の見せ場は作れたものの、三位敗退が決定した。
もちろん、世界ランク的には順当な結果になったわけだが、同時に
素人としては、もし岸川、韓陽、水谷の選手起用であれば、あるいは?
と思わせるような、実力差の拮抗を感じることができた。
しかし、翌日の韓国対中国の決勝戦は、中国の3-0による圧倒的な
優勝で、またまた驚いてしまった。結局、韓国は中国に3試合で、
2ゲームしか取れない現実。先述の対日本戦で、韓陽選手と熱戦を
繰り広げたジュ・セヒョク選手などは、ストレート負けを喫し、
中国の強さだけが、浮き彫りになるという印象で終わった。
上には、上がいるものである。
いづれにせよ、今夏行われる北京五輪に楽しみが一つ加わった。
今回のように、日本戦が敗退したにもかかわらず、決勝戦をTV放映
するケースは珍しいように思うが、どんなスポーツでも、最高峰の
選手のプレイは、素人目にも面白いし、そのスポーツ自体に興味が沸く。
観戦後、意味もなく、中国式ペンホルダーを購入してみたくなった。
両面ラバー貼りペンホルダーラケット(韓陽タイプ)
その水谷隼選手がイ・ジュンウ選手に破れて、すでに2連敗。
もう後がない日本チームの第三戦の相手は、世界ランク
12位の超攻撃型カットマン、ジュ・セヒョク選手。
カットマンは、その名の通り、守備的戦型の代名詞だが、
それゆえに卓球におけるほぼ全ての打法を習得しなければ
ならないし、そのうえ、後ろに下がれば下がるほど横に動く
距離が多くなるため、瞬発力と体力といった身体レベルの
高さが要求される。
ジュ・セヒョク選手は、そのなかでも世界最高のカットマンと
呼ばれているらしく、そのカット技術の高さだけでなく、
隙あらば強烈なドライブを打ち込める攻撃力も備える、いわば
卓球戦型の理想系だ。
対する日本の韓陽選手は、中国からの帰化以来、国内で無類の
強さを発揮し、全日本選手権でシングルスとダブルスの二冠に
輝くなど、チームランク世界6位の日本チームのなかでも、一枚
飛びぬけた実力者だということは見て取れた。
韓陽選手の世界ランクは17位。戦型はペン型ドライブ。
ちなみに、彼のペンホルダーは中国式で、裏面にもラバーが
張ってあり、ペンなのに、バックハンド・ドライブがある。
この辺りも遊びでしか卓球をやった経験がない人間にとっては、
とても新鮮に映るのである。
ランキングも上の相手にすでに2敗を喫し、視聴者としては、
実はこの時点で、かなり諦めモードになっていた。
残す楽しみは、ハイレベルなドライブ対カットの組み合わせの
長いラリーを期待していたが、そうした単純な素人の想像を
遥かに超越した好試合となった。
第一ゲームを9-11で失った後、第二ゲームを11-7で取り返す。
両選手の高い技術と高度な試合運びで、一進一退を繰り返し、
ゲームカウント2-2で迎えた最終ゲーム。
韓陽選手が試合の流れをコントロールするかのような圧倒的な
試合運びで、11-4と完勝。もともと韓陽選手の戦型は、強烈な
ドライブで圧倒して点を取るというよりも、相手のミスを誘う
スタイル。しかし、ボールをラケットに張り付かせるように
腕を伸ばして打つ彼のドライブは、球筋が読みづらい。
相手のスマッシュに対するブロック技術も高く、実際、相手の
ミスによる得点と、積極的な攻撃による得点のバランスからして、
相手の心理状態にあわせて、より心理的ダメージの大きい戦術を
上手く切り替えている印象があった。
この辺りから日本チームに活気が戻ったのだが、結果は残念。
第四戦は、14歳からドイツに渡り、プロリーグで活躍する18歳、
水谷隼選手と、韓国の金メダリスト、ユ・スンミン選手の一戦。
水谷は、左シェークハンド・ドライブ型。元は右利きだったらしい
のだが、卓球経験者のご両親が左の有利性を説き、左利きに変えた
という英才教育を受けている。
第三戦と同じく、2-2のファイナルまで縺れる好ゲームとなったが、
第5ゲームは、4-11の一方的な試合展開。映像のような長いラリー
合戦で、一応の見せ場は作れたものの、三位敗退が決定した。
もちろん、世界ランク的には順当な結果になったわけだが、同時に
素人としては、もし岸川、韓陽、水谷の選手起用であれば、あるいは?
と思わせるような、実力差の拮抗を感じることができた。
しかし、翌日の韓国対中国の決勝戦は、中国の3-0による圧倒的な
優勝で、またまた驚いてしまった。結局、韓国は中国に3試合で、
2ゲームしか取れない現実。先述の対日本戦で、韓陽選手と熱戦を
繰り広げたジュ・セヒョク選手などは、ストレート負けを喫し、
中国の強さだけが、浮き彫りになるという印象で終わった。
上には、上がいるものである。
いづれにせよ、今夏行われる北京五輪に楽しみが一つ加わった。
今回のように、日本戦が敗退したにもかかわらず、決勝戦をTV放映
するケースは珍しいように思うが、どんなスポーツでも、最高峰の
選手のプレイは、素人目にも面白いし、そのスポーツ自体に興味が沸く。
観戦後、意味もなく、中国式ペンホルダーを購入してみたくなった。
両面ラバー貼りペンホルダーラケット(韓陽タイプ)



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