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携帯コンテンツの未成年規制に思う


携帯各キャリアが未成年向けに、一斉にサイトフィルターを導入をする。


未成年者にとって有害な情報を携帯で閲覧できないように、
新規契約者については2月から、既存の契約者についても3月以降、
親権者の同意がなければ、自動的にフィルタリングサービスが
提供されるようになった。
ただ、保護者の同意を得たうえで、アクセス制限する動きには、
検閲や良質なサイトも締め出す危険性など、さまざまな観点から
指摘がなされている。
これは公式サイトにも導入されるが、もっともフィルターに
かかるのは勝手サイトであり、ほぼ99%のサイトは表示されない
ことになるといわれている。



もちろん、私も中高生だった頃があるわけだが、もともと
中高生への規制が厳しいのは、今に始まったことではない。
昔から、パチンコ店やゲームセンターへの出入り、喫煙・
飲酒など、わかりやすいものは、法や店側で規制している。

そういう話とは違うと思われるかもしれない。
しかし、我々は、髪型や服装などの個人の表現の自由の範疇に
踏み込む部分まで、学校や家庭で規制してきた歴史がある。

そうした文化で、子供は大人への反抗と憧憬を持って育ち、
自由の素晴らしさと、同居する自己責任の重さを知るのだ。

「携帯サイトの善し悪しは、誰が決めるのか」、
「これは日本のコンテンツ・ビジネスの危機だ」

などを声高に言い出す大人が沢山いるようだ。
そういう類の人達は自己利益だけを考えている輩か、
コンテンツ・ビジネスそのものを理解していない。

たとえば、モバゲータウンはゲームサイトであると同時に
SNSサイトである。女性利用者ならよくご存知かと思うが、
登録したとたん、怪し気なコンタクトが頻繁に来るようになる。

Googleで、「モバゲー 規制 中高生」辺りで検索してみるといい。

「モバゲー規制後、どうやって中高生と会うか?」
「モバゲーで中高生を彼女にしよう!」

もうすでに、犯罪者達が大っぴらに、対策を論じている。
残念ながら、世の中の実態は、こうなのだ。
大人は、こうした事態を正面から見据え、どうしたらいいのか
手立てを講じる義務がある。

こう言っては、身も蓋もないが、所詮はゲームだ。
規制して困るユーザーなど、本当は誰一人いないはずだ。
これこそが、コンテンツビジネスの実態であり、危うさである。

もう一つ、ケータイ小説で有名な「魔法のiランド」への
規制も話題に上がっている。映画にもなった「恋空」で
大人にも知られることになった中高生対象のサイトだ。

携帯で小説が読めることは、誰もが思い描いた未来だ。
しかし、素人の中高生が書く小説は、単に下手なだけでなく、
本当にとんでもないことになっている。

当然だが、彼らに小説家たる力量は全くない。
では、どうやって自分の小説のファンを作るのかというと、
単純に内容を過激にすればよいのである。

主人公の恋人が死ぬから可哀想だというだけの恋空路線は廃れ、
今や題材は、援助交際、同性愛、ドラッグ、レイプなんでもあり。
同世代の読者は、この世代に在りがちな気質として、危うさや
異質な世界に理解を示さなければ、カッコ悪いと錯覚してしまう。
読後の感想を送りあい、こうした異常な雰囲気のなか、
どんな事件が起こりやすいのは、言うまでないだろう。

こうしたサイトを指して、コンテンツ・ビジネスという場合、
まずは世の中にとって、必要なものかどうかを考えるべきである。

コンテンツビジネスが悪いとは言わない。
どうしもやりたい場合は、大人になってからやれるのだ。

規制導入は、むしろ遅すぎたし、もっと強化すべきと思う。
そうしたなかで、本当に世の中のためになるコンテンツ・
ビジネスが生まれ育つなら、日本の将来は明るくなると思う。

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