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神宮式年遷宮

意外と思われるでしょうか?
近所の富岡八幡宮でご祈祷をお願いしてきました。




今年の節分で、ようやく厄が明けるので、ここ数年
正月の初参りで行ってきた厄除けを今年はしませんでした。

正月の祈祷も大勢の参拝者が神前に並び、歳が明けた
新鮮な気持ちも手伝ってか、厳かで身が引き締まる
心地よさがあるのですが、今日は私を含めて3名。
なんだか勿体無い思いで、気が引けるなか無事終了。

節分を過ぎたら、散歩がてら、
おみくじでも引きに行こうと思います。

さて、そのご神殿の待合室で、興味を引く催しのポスターを
見かけ、さっそく帰ってインターネットで調べてみました。


式年遷宮

簡単に言うと、伊勢神宮で20年ごとに行われる社殿と
鳥居の建て替えと、御装束・神宝の造り替え行事です。
神々のお引越しと書かれてあるサイトもあります。

次の式年遷宮は、平成25年だそうです。
そこで第62回を迎えるそうですから、単純計算でも1240年前から
脈々と受け継がれていることになりますが、戦時中の中断が若干
あるそうで、史実では690年の持統天皇の代から始まったそうです。

平成25年というと、まだ先のことのようですが、実は既に
平成17年からこの準備のための行事が始まっており、 今年も
5月から7月にかけて、御木曳行事(おきひきぞめしき)なる
行事が行われる予定です。



この御木曳なるもの一つとって調べるに、なんと、江戸時代
以前の伊勢神宮領地の住民(恐らく先祖代々受け継がれている
人々)が二ヶ月間にわたり、新たな御用材(250本の檜材)を
伊勢神宮に曳き入れる盛大な祭りだというから驚きです。

一体、平成25年の式年遷宮の際は、どんな壮大な行事となるのか、
いまから行って、この目で見たい衝動に駆られています。

つまり、毎回9年の歳月をかけて、式年遷宮の行事が進み、
平成25年の御神楽(みかぐら)まで続く大祭。これは日本、
いや世界でも、一番スケールの大きな大祭ではないですか。
今回の試算では、約550億円もの巨費がかかるそうです。飛鳥時代から
永らくは国の重大祭事として、国費で賄われてきたそうですが、戦後の
世相を反映してか、昭和28年の第59回からは、その費用は民間の
寄付のみで賄われているのだそうです。

伊勢神宮といえば、今生天皇の祖先とされる「天照大神」が
祀られている日本の神道の原点。宗教と天皇が密接な繋がりを
見せていた時代から続く祭事だからこそ、目立たぬように
行われているのでしょうが、本当に今まで全く知りませんでした。
いつの日かこのような伝統を厳かに守り続けてきた人たちが
報われることを祈らずにおれません。

今の世相から鑑みて、国費で賄うには世論的に無理がありそうです。
また、なぜ20年おきに建て替えるのかなどは、伝統を後世に伝えるための
合理的時間説だとか、諸説いろいろあるようですが、1000年以上続く祭事には
もはや意味のない問いでしょう。これだけ続くことにこそ意味があるとわかるからです。

1300年以上の歳月には、世相の移り変わりはさぞ激しく、
それでも変わらないことに尽力された沢山の方々のご苦労は
想像に耐えません。彼等のおかげで、我々は現代に1300年前と
同じ光景を目にすることができるわけです。



日本のアイデンティティの根源を思う旅をしてみたくなりました。

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